2023年7月7日にサイトを移転しました。
と、いう訳でこれが新サイト一発目の日記になります。
・サイト移転の話
噂のWordPressを使ってみたかったのですが、これまでのサーバのレンタルプランだと利用できなかったので、更新のしやすさ、バックアップの残しやすさ、セキュリティなどもろもろの面を考えてサーバのレンタルプランを変えて新たにサイトを作り直すことにいたしました。
とは言ってもこのサイトはほとんど外部の投稿サイトに載せた小説ページを流用しているんですけどね。
これまでは毎度毎度サイト移転のたびに何百ページも作り直していましたが今はそこまで体力気力を捻出できないのと、正直WordPressで作ったサイトの今のデザインだと投稿サイトで見る画面とあんまり印象変わらないのでこれでいいかなと……。
・旧作品の削除の話
ほとんどの小説は投稿サイト様のページを流用していますが、中にはそちらに投稿していないものもありまして、二通りに対応いたしました。
「夢幻久遠」「雇われ勇者の冒険」 このまま削除
「薔薇の皇帝」 このサイトに移行完了
薔薇の皇帝はやはり荊の墓標と合わせて一番読んでくれた人が多いシリーズですし、一応残すことにしました。
夢幻久遠と雇われ勇者の冒険は、かなり古い作品で多分探す人もいないと思いますのでこのまま削除にいたします。
投稿サイトに投稿して残してある作品は一応ある程度の枚数でまとまりがあるものですが、今回削除を決断した二つの長編は若かりし頃にかなり気ままに書いたもので、同じ頃に書いた作品(懐かしきフロッピー時代)のほとんどを削除した今、この二つも削除してしまってもよいかと考えました。
当時お読みいただいた方々、ありがとうございました。
・改稿とりやめの話
上の話とも関係しますが、以前から言っていた「荊の墓標」「薔薇の皇帝」の2作品を改稿する予定を取りやめます。
章の長さにばらつきはあるものの全20章の作品を二つ。
この大長編を改稿するぐらいならその時間で他の作品を書いた方が有益じゃないかとか書き直しがやはり面倒くさい(自分で自分の書いた作品読み返すの恥ずかしい)とかまぁ色々あるんですが。
一番の理由は、今回「薔薇の皇帝」の移行作業をしながら、もうこの作品をあの時と同じ熱量では書けないことを自覚したからです。
人間として根っこは変わっていなくても、若い頃の熱量は年を重ねるとなくなるもんなんだなって。
ばらはか、ばらてーみたいな形の愛憎は、今の自分には書けないと思います。
愛憎のテーマ自体はめちゃくちゃ好きなので(笑)、そういう作品自体は書くかもしれませんが、今の自分が書いたらあの頃とはまた違った形になるような気がします。
なので、さんざんやるよやるよと言っておいて結局やらず仕舞となってしまって申し訳ありませんが、「荊の墓標」と「薔薇の皇帝」の改稿は中止いたします。
単に面倒くさいというだけの話だったらそんな理由で己の作品を棄てるやつがあるかと自分を叱咤してなんとか改稿にこぎつけたと思いますが、あの作品は書けないと気づいた今、無理やり表面上をなぞって形にしても別物になってしまう気がするんですよね……。
あの時確かにこの手で生み出して、たくさんの人に読んでもらった話やキャラを、自分の手で別物に上書きしてしまうのはどうだろうか……。
改稿できずに結構な時間が経ったことで、そういう想いが生まれるようになりました。
同じものを引き継いでうまくアップデートできるような時期は過ぎてしまった。だったら未熟だった部分も含めてその作品として置いておこうかと。
さすがに未完だったら何もかも言い訳だろこの野郎とそれこそ形だけでも改稿したと思いますが、両方とも完結させていますので。
昔の作品過ぎて三点リーダを使えてないとかそういうレベルの間違いもさすがにこれまで何度も改稿した時に直しましたしね。
誤字脱字報告もたくさんいただきまして、お読みくださった皆さま本当にありがとうございました。
こうして改めて振り返ると、やはりうちのサイトで一番色々な方に読んでいただいて、作者としても色々なことを学ばされた作品です。
ロゼウスとシェリダンのコンビ自体はこの先の作品にもひょっこり登場する可能性はあります。
というかセルセラが順調に行けば顔出しくらいはするはずです(かくいうこっちも3章スランプで続きが危ういが)。
その時はさすがに数千年後の設定なのでちょっとキャラが変わっていてもお見逃しください(笑)。
これまでお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
・今後の話
ここ二年ぐらいワクチンが体に合わなかった疑惑で結構体調を崩していましたが、ようやく書くことに対する意欲が少しずつ戻ってまいりました。
版権物の某作品にはまって体調不良の間そちらの考察にかなり時間を費やしたりもしましたが、おかげで今までまったく見たことのない世界に触れたり、何より新しい資料の探し方を覚えたり創作者として得たものもかなり多く有益な時間をもらいました。
まぁ向こうの考察もなかなかガチの域に入ってきたのでやはりもう数年はのめりこむと思うんですけど(オイ)。
体調と体力の関係で昔のように長編を書けないことは深刻な悩みですが、小説を書くこと自体はやめる気はまったくないので、新たな形で作品を生み出すことを続けていきたいと思います。
とりあえずはこの記事を書いている時にはまだ移行作業中のセルセラの移行を完成させます。
今後もかなりマイペースにサイト運営を続けていきますのでよろしくお願いいたします。