楽園夢想アデュラリア 登場人物紹介

楽園夢想アデュラリア

登場人物紹介です。

勇者

サン

サンストーン=エステレル。銀髪青眼の少年。13歳。双剣使い。
魔獣の王を倒した英雄・クオの息子。父のことは敬愛しているが同時に強い劣等感も抱く。昔馴染みの女王アルマンディンに勇者となるよう迫られ赴いた王都で父の仇・天空とついに再会する。魔王軍についた天空に復讐するため、魔王を滅ぼす勇者となることを了承した。

二代目勇者の一人。英雄の息子という立場故か、良くも悪くも外れものでマイペース。強情だが自分の信じるべきものを持っていなかったので、作中の様々な人々に影響を受ける。勇者たち四人はお互いに対比する要素を持っています。

ユーク

ユークレース=クラスター。炎色の髪と瞳の少年。15歳。斧使い。
生真面目な少年で、女王アルマンディンの忠実な臣下。その実力は国内でも広く知られ恐れられている。女王に気に入られているのに最初は勇者としての務めを果たそうとしなかったサンを嫌っている。

常に怒っている人in勇者サイド。真っ直ぐで生真面目ですがそれが必ずしも良いわけではないという体現。しかしながら彼が常に自分の信じるもののために全力なのも事実。多くの血を流すことによってより多くを救う流血将軍。

フェナカイト

フェナカイト=フローター。白金の髪と瞳の青年。22歳。銃使い。
飄々とした青年だが、年下の少年ばかりの勇者一行に囲まれて必然的に彼らのお守役に。

作品自体に当初の予定より大幅な変更をかけた際の影響をもろに受けた人。色々設定を調節しているうちに原型がなくなった。元のキャラに合わせてフェナカイトという名前にしたのですがキャラが変わったらちょっと違うような。しかし勇者四名の名前はもう完全に馴染んでて動かしようがなかった。色々な意味で不遇な人。

ラリマール

ラリマール。淡い水色の髪と瞳の少年。10歳。様々な武器を操る。
サンたちの前に自分から現れた最後の勇者。幼いながらその実力は四人の中でも一番かも知れない……。何故か初対面からサンになついている。

作品が紆余曲折を経てかなり元の形から変更になったにも関わらず元々の性格も外見も正体もほぼ変わっていない安定のキャラ。それだけ重要人物ということですが、その重要さの9割はサン大好きっ子成分に集約される。

グランナージュ王国

アルマンディン

アルマンディン=ガーネット。紅髪紅瞳。30歳。グランナージュ女王。
幼い頃に王位を巡って兄弟で争ったため手段を選ばない生き方をするようになった野心家の女王。王としての実力はあるが逆らう者に対し容赦がない。サンを勇者として誘った張本人。

主人公サイドで一番存在感のある女キャラがこの人という時点で潤いなど存在しない(断言)。彼女は女王であり、女王だからこそ、勇者に焦がれるのです。王子様や騎士様よりも勇者様が欲しい女王様。

パイロープ

パイロープ=セレスティアル。褐色の髪に真紅の瞳。28歳。剣士。
グランナージュ女王の懐刀である女騎士。実は公式には発表されていないが、アルマンディンの異母妹。控えめな性格だが凄腕の剣士。サンに戦闘の基礎を教えた師匠でもある。

地味だけどいないと地味に困る人その1。某シリーズの某キャラが実は元々こういう性格の予定だったが向こうが変更になったのでパイロープはそのまま採用。

グロッシュラー

グロッシュラー=ファーデン。緑髪橙瞳。23歳。
女王の懐刀のもう一人。参謀を務める天才博士。得意な分野は多岐にわたる。アルマンディンの異母弟。サンにとっては育ての親のような存在。

地味だけどいないと地味に困る人その2。実はチートスペック。

フロー

フローライト=タービュラー。鈍い緑の髪と瞳。25歳。
グランナージュ王国の冒険者。

フルネーム決めたけど書く必要もなかったほどのちょい役。仲間の名前はゴシェ、セド、モルガナとメモってあったけどやっぱり書く必要がなかった。

魔王軍

天空

白髪に藍色の瞳の女。17歳。大鎌使い。
サンの父にしてかつての英雄クオを殺した暗殺者。人類を裏切り魔王軍に味方している。酷薄で利己的な快楽殺人者だが、その狂的な生き方はサンに強い影響を与える。

これでもヒロイン。ヒロインと言う言葉の定義を恐ろしく疑わせる存在。しかしながら、彼女がヒロインだからこその楽園夢想で、あの結末です。

メルリナ

黒髪に一筋白い房が交じる独特な髪に黒い瞳、見た目は穏やかそうな女。22歳。
魔導士。魔族であり、睡蓮教こと邪神グラスヴェリアの信仰者。人類を滅ぼすためアンデシンの部下になった。

アルマンディン、天空、メルリナと基本ろくでもない女キャラしかいないのかこの話。

スー

緑髪緑瞳、乱暴な態度の青年。19歳。銃使い。
人間に家族を殺された魔族。人間を強く恨み、同胞である魔族に対しては仲間想い。

常に怒っている人in魔族サイド。本人たちも薄々自覚していますが、魔族版のユークですね。生まれる種族が違えば自分がこうなっていただろうと思わせる存在。

ターフェ

青い髪に紫の瞳、落ち着いた青年。23歳。長剣二刀流。
魔族と人間のハーフだが、魔族の中で育ち受け入れられていたため己のもう一つの血を嫌っている。

落ち着きのある好青年。だから何故こういうキャラが味方にいないのかと(略)。

アンデシン

赤髪赤瞳の爽やかな青年。20歳。大剣使い。
その優秀さ故に魔族の統率者に相応しいとして祀り上げられた最後の魔王。魔と見れば何でも排除しようとする人類に対抗して、全ての魔族のために人類を滅ぼそうと魔王になった。

本人のキャラ的にはむしろ勇者の方が似合う魔王様。アンデシンという宝石は長くサンストーンと間違えられていたそうです。

聖者

ベニト

ベニトアイト=レムリアン。青紫の髪と瞳。23歳。
人と魔族のハーフ。治療術で魔族、人間問わず全ての者を救うことから周囲に聖者と呼ばれた。本人は別に聖職者ではない。乱暴な口調に短気で喧嘩っ早いが強い信念を持つ。

サンの生き方に大きな影響を与えた人物。本人もサンの生き様に強い衝撃を受けた。本編終了後もあの性格で信念を貫き通しました。

救世主

ヘリオ

ヘリオドール=エステレル。銀髪青眼の16歳。若かりし頃のクオと同じ顔。
クリベージ公爵クロムスフェーンによって擁立された、救世主にしてクオの隠し子という触れ込みで現れた少年。

色々ありましたが、あの後(本編7章参照)もそれなりに頑張った様子。

クリベージ公爵

クロムスフェーン=クリベージ。黄緑の髪と瞳の男性。35歳。
グランナージュ王国の貴族、クリベージ公爵。ヘリオをクオの息子であり真の勇者となるべき存在として擁立する。

野心家の小物。あの後(本編7章参照)アルマンディンにどんな目に遭わされたのやら。