Pinky Promise Pinky Promise 050 第3章 歯車の狂うお茶会9.帽子屋の仮面 050 ヴァイス=ルイツァーリ宅。白兎との因縁から現在世話になっている講師の家で、アリスはドキドキとギネカの訪問を待っていた。「視てきたわよ」「!」 訪れた友人は開口一番そう告げる。「ダイナ先生に触... 2024.08.04 Pinky Promise
Pinky Promise Pinky Promise 049 第3章 歯車の狂うお茶会9.帽子屋の仮面 049 夜の闇は彼を映し出す舞台に過ぎない。人々はそっくり返りそうな程に首を上げて、ビルの屋上を凝視した。 ざわざわとした曖昧な喧噪が、一つの声によって爆発的な歓声へと変わる。「いたぞ! “マッドハ... 2024.08.04 Pinky Promise
Pinky Promise Pinky Promise 048 第2章 歪む鏡の向こう側8.鏡の向こう側 048「へぇ。超能力についてバラしたんだ」「ええ。これからは向こうにちょこちょこ手を貸すことになるわね」「えー、俺を見捨てんの?」「あんたは一人で充分でしょ。私の用事を邪魔しないでちょうだい」「酷い... 2024.08.03 Pinky Promise
Pinky Promise Pinky Promise 047 第2章 歪む鏡の向こう側8.鏡の向こう側 047「そう、そんなことがあったの」 アリスはギネカに、改めて四月一日からこれまでに彼の身に起こった出来事を話した。ギネカの方は接触感応能力で簡単に情報を得たとはいえ、やはり当事者から情報の取捨選択... 2024.08.03 Pinky Promise
Pinky Promise Pinky Promise 046 第2章 歪む鏡の向こう側8.鏡の向こう側 046 なんとか警察の相手を無難に終えたサマクは、エイスたちのもとへと戻る。 一歳や三歳の年齢差など「この歳」になってくると比べるのもおかしいくらいだが、なまじ外見は他二人が幼いだけにどうしても初対... 2024.08.03 Pinky Promise
Pinky Promise Pinky Promise 045 第2章 歪む鏡の向こう側8.鏡の向こう側 045「さて、帰るか」 警察を引き連れてきたヴァイスに促され、彼らは遺跡から出ることにした。一緒に降りて来なかったヴェルムについて尋ねると、事件の事後処理の件で警察と話中だと言う。 彼らも後で事情聴... 2024.08.03 Pinky Promise
Pinky Promise Pinky Promise 044 第2章 歪む鏡の向こう側8.鏡の向こう側 044 宝物庫の扉が開く。 部屋の四方に青い睡蓮の絵が描かれた部屋。正面最奥には祭壇らしきものがあるが、上には何も乗っていない。積もっているのは埃くらいのものだ。 そして部屋のあちこちに、「お宝」と... 2024.08.03 Pinky Promise
Pinky Promise Pinky Promise 043 第2章 歪む鏡の向こう側8.鏡の向こう側 043 昏倒させた強盗を引き渡し、警察への対応をヴェルムたちに任せ、アリスたちは再び遺跡の探索を始めた。 本来なら彼らも警察の事情聴取に付き合わねばならないのだろうが、どうしてもその前にこの遺跡に来... 2024.08.03 Pinky Promise
Pinky Promise Pinky Promise 042 第2章 歪む鏡の向こう側7.白騎士の発明 042 ヴァイスに頼まれて子どもたちを車で迎えに来たダイナは、ハンドルを握りながら首を傾げた。今日はやけにパトカーのサイレンが多い。遺跡の駐車場に車を停めながら考える。 この場所から博物館と遺跡の入... 2024.08.03 Pinky Promise
Pinky Promise Pinky Promise 041 第2章 歪む鏡の向こう側7.白騎士の発明 041 男が無線に向かって呼びかける。返らない応えに、次第に声は焦りを帯びていく。 強盗たちは銀行を襲った際にも使った無線により、博物館と遺跡の入り口で連絡を取り合っていた。 博物館前にいる強盗たち... 2024.08.03 Pinky Promise