あ行 鶯丸 うぐいすまる概要「太刀 銘 備前国友成(名物鶯丸)」平安時代の備前の刀工・友成作の太刀(古備前)。『寛政重脩諸家譜』によると、1441年(嘉吉1)、関東管領・足利持氏の遺児、春王丸・安王丸が下総国結城において挙兵した時、信濃守護であった小笠... 2023.07.15 あ行刀の事情
あ行 岩融 いわとおし概要三条小鍛治宗近作の、武蔵坊弁慶の薙刀平安時代の刀工・三条小鍛治宗近が打った薙刀で、武蔵坊弁慶所持。古剣書の一つ、『長享銘盡』にその旨が書かれている。しかし、武蔵坊弁慶の薙刀の伝承は全国各地にあると言われ、他に詳細な史料もなけれ... 2023.07.15 あ行刀の事情
あ行 今剣 いまのつるぎ概要『義経記』のえがく源義経の守り刀、「今剣」『義経記』に平安時代の刀工・三条小鍛治宗近が宿願あって鞍馬寺に奉納した短刀を、源義経が守り刀としたとされる。しかし、『義経記』そのものの成立は南北朝時代から室町時代とされ、その描写の... 2023.07.15 あ行刀の事情
あ行 稲葉江 いなばごう概要「刀 金象嵌銘 天正十三十二月日 江 本阿弥磨上之(花押) 所持稲葉勘右衛門尉(名物稲葉江)」『享保名物帳』所載、南北朝時代の越中国の刀工・郷義弘の作。郷義弘の刀は「郷」の字と「江」の字、どちらも使われることがある。本阿弥光徳... 2023.07.15 あ行刀の事情
あ行 一文字則宗 いちもんじのりむね概要備前福岡一文字派の祖・刀工則宗「一文字」とは古備前鍛冶に続いて現れた古い流派。後鳥羽上皇の御番鍛冶であった刀工・則宗を祖とし、その多くは茎の中央部近くに「一」と切ることから「一文字」と呼ばれている。この「一」の字はそも... 2023.07.15 あ行刀の事情
あ行 一期一振 いちごひとふり概要「刀 額銘吉光 名物一期一振(再刃)」『享保名物帳』焼失の部所載、鎌倉時代の刀工・粟田口吉光作の太刀。『享保名物帳』では焼失之部に載っているというだけで、その後焼き直し(再刃)されて現存している。号の由来は「短刀の名手吉光... 2023.07.15 あ行刀の事情
あ行 和泉守兼定 いずみのかみかねさだ概要1 新選組副長・土方歳三の刀について近藤勇が佐藤彦五郎(土方歳三の義兄(姉の夫))に送った手紙に登場近藤勇が文久3年(1863)10月20日付けで土方歳三の義兄・佐藤彦五郎に送った手紙がある。その中で土方歳三の差料は... 2023.07.15 あ行刀の事情
あ行 石切丸 いしきりまる概要「太刀 銘有成(再刃)」平安時代の刀工・河内の有成作。約二尺五寸一分の「太刀」。1939年(昭和14)2月22日、重要美術品認定。重要美術品認定当時は個人蔵だったが、現在は「石切剣箭神社」蔵。「石切剣箭神社」は「でんぼ(腫物... 2023.07.15 あ行刀の事情
あ行 厚藤四郎 あつしとうしろう概要「短刀 銘吉光(名物厚藤四郎)」『享保名物帳』所載、鎌倉時代の刀工・粟田口吉光作の短刀。「あつしとうしろう」だけでなく「あつとうしろう」とも読む。号の由来は重ねが四分(約1.2センチ)もあって厚いことから。もと室町将軍家... 2023.07.15 あ行刀の事情
あ行 小豆長光 あずきながみつ概要1「小豆長光(あずきながみつ)」について『甲越軍記』などによる、上杉謙信の秘蔵刀の名。「竹俣長光」ともいう。もとは越後の百姓の所持。ある日百姓が山に行って雷鳴にあったとき、刀を抜いて額にかざしたところ、この刀に落雷した。百... 2023.07.15 あ行刀の事情