刀の事情

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秋田藤四郎

あきたとうしろう概要「短刀 銘吉光(名物秋田藤四郎)」「短刀 銘 吉光(名物秋田吉光)」鎌倉時代の刀工・粟田口吉光作の短刀。もと秋田実季所持と言われ、「秋田藤四郎」と呼ばれる。豊前小倉藩主・小笠原家伝来。1937年(昭和12)2月16日、重...
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明石国行

あかしくにゆき概要「太刀 銘 国行」鎌倉時代の刀工・来国行作の太刀。播州明石の城主・松平家に伝来した。1937年(昭和12)5月25日、国宝(旧国宝)指定。戦後、明石松平家を出て個人蔵に。1953年(昭和28)3月31日、国宝(新国宝)指定...
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愛染国俊

あいぜんくにとし概要「短刀 銘国俊(名物愛染国俊)」『享保名物帳』所載。鎌倉時代の刀工・来派の国俊(二字国俊)作の短刀。二字国俊の作は太刀が多く、短刀は珍しい。おそらく愛染国俊一振りしか発見されていないという。さらに号の由来となっている愛染...
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小夜左文字

さよさもじ概要「短刀 銘左 筑州住(名物小夜左文字)」『享保名物帳』所載、築州左文字の短刀。差し表に「左」、裏に「築州住」と切る。『日本刀大百科事典』に折紙が載せられている。「小夜左文字 正真 長サ八寸壱分有之 代千五百貫 寛文五年六月三日...
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五月雨江

さみだれごう概要「刀 無銘(伝義弘)」、『享保名物帳』所載、越中郷義弘極めの刀大磨り上げ無銘。「五月雨江」表記だけでなく、「五月雨郷」と書かれている史料や研究書が多い。五月雨のころ本阿弥家で郷義弘作と極めたので、五月雨郷という刀号がつけられ...
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笹貫

ささぬき概要「太刀 銘波平行安」薩摩の樺山家伝来、波平行安作の太刀。「波平行安」と四字銘。黒塗太刀拵えつき。南北朝~室町初期頃製作と思われる太刀拵えには、島津の家紋がついている。『日本刀講座 第10巻 新版』(データ送信)発行年:1970年...