刀の研究史

な行

鯰尾藤四郎

なまずおとうしろう 概要 「脇指 吉光(名物鯰尾藤四郎)」 『享保名物帳』焼失の部所載、粟田口吉光作の脇差。 『享保名物帳』では焼失之部に載っているというだけで、その後焼き直し(再刃)されて現存している。 『日本刀大百科事典』によると、『文...
な行

鳴狐

なきぎつね 概要 「刀 銘左兵衛尉藤原国吉」 粟田口国吉作の大脇差。 初めは播州姫路藩士の石黒甚右衛門という馬術の名人所持とされる。 のち上州館林藩主・秋元家伝来。 1931年(昭和6)1月19日、国宝(旧国宝)指定。 現在は重要文化財。 ...
は行

蜂須賀虎徹

はちすかこてつ 概要1 蜂須賀虎徹について 「銘 長曽祢興里入道虎徹(金象嵌)寛文五年乙巳霜月十一日 弐ツ胴截断 山野加右衛門永久(花押)」 江戸時代の刀工、長曽祢興里入道虎徹作。 1665年(寛文5)11月11日、山野加右衛門永久が弐ツ胴...
な行

長曽祢虎徹

ながそねこてつ 概要1 近藤勇の長曽祢虎徹 新選組局長・近藤勇佩刀の長曽祢虎徹について。 近藤勇佩刀・虎徹の大小(文久3年10月20日の手紙) 京都から武蔵国の後援者たちに書いた手紙に近藤勇が当時虎徹の大小を所持していたことが書かれているら...
か行

京極正宗

きょうごくまさむね 概要 「短刀 銘正宗(京極正宗) 」 讃州丸亀城主・京極家伝来の短刀。 鎌倉時代の名工・相州正宗の作で、無銘が多い正宗の中では貴重な在銘品。 京極家側の情報によると、豊臣秀吉より京極高次が拝領。 『日本刀大百科事典』では...
あ行

石田正宗

いしだまさむね 概要 「刀 無銘正宗(名物石田正宗)」、「刀 無銘伝正宗(名物石田切込正宗)」 『享保名物帳』所載、鎌倉時代の刀工・相州正宗作。大磨り上げ無銘。 切込正宗、石田切込正宗などとも呼ばれる。 『享保名物帳』によるともと森若狭守所...
か行

後家兼光

ごけかねみつ 概要 「刀 大磨上げ無銘(号後家兼光)」 南北朝時代の刀工・備前長船兼光作。 もとは3尺余りの大太刀を大磨上げで短くした打刀、無銘。 「静嘉堂文庫美術館」のサイトや『日本刀図鑑: 世界に誇る日本の名刀270振り』によると、 も...
た行

蜻蛉切

とんぼきり 概要 「槍 銘藤原正真作(名物蜻蛉切)」、「槍 名物蜻蛉切」 徳川家康の臣・本田平八郎忠勝の槍。 銘は「藤原正真作」と切る。 三河国、田原住の「正真」で、いわゆる“三河文珠”の代表工。 しかし、「正真」という刀工は村正派、金房派...
た行

大般若長光

だいはんにゃながみつ 概要 「太刀 銘長光(大般若長光)」 備前長船長光の刀。 『享保名物帳』には載っていないが、長光の傑作として大変有名な刀であり、刀剣書では「名物よりも有名」「名物よりも傑作」などと褒めちぎられている。 もとは足利義輝の...
た行

鶴丸国永

つるまるくになが 概要 「太刀 銘国永(名物鶴丸)」 『享保名物帳』所載、京の五条国永作の太刀。 現在は宮内庁侍従職が管理している皇室の私有財産(御物)。 来歴をまとめるのがとにかく大変で、伊達家伝来までの出来事はどれもなかなか伝説的である...