個人蔵

ま行

乱藤四郎

みだれとうしろう概要名物 乱藤四郎『享保名物帳』所載、鎌倉時代の刀工・粟田口吉光作の短刀。直刃の多い粟田口吉光の作の中では珍しい乱刃であることから乱藤四郎と呼ばれるようになったという。『享保名物帳』によると、初めは「細川の乱藤四郎」と呼ばれ...
ま行

村雲江

むらくもごう概要「刀 無銘伝義弘(名物村雲江)」『享保名物帳』の原本にはなく、後世に追記したもの。南北朝時代の刀工・越中の郷義弘極めの刀。「村雲江」とも「村雲郷」とも書く。『享保名物帳』によると、本阿弥光徳が江州から取り出してきて、豊臣秀吉...
は行

不動行光

ふどうゆきみつ概要「短刀 銘行光(名物不動行光)」『日本刀大百科事典』によると、豊前小倉藩主・小笠原家伝来で、由緒は不詳。伝来については、小笠原貞慶が天正3年(1575)、長篠の役の功により、織田信長より拝領、という伝承があるが、貞慶がこれ...
は行

豊前江

ぶぜんごう概要「刀 無銘 伝 江(豊前江)」「刀 無銘義弘(名物豊前江)」大磨上げ無銘。無銘ではあるが、越中の郷義弘の作と伝えられている打刀。号のいわれは明らかではない。昭和12年の重要美術品認定の名義が小笠原忠春伯爵(旧蔵も小笠原長幹伯爵...
は行

蜂須賀虎徹

はちすかこてつ概要1 蜂須賀虎徹について「銘 長曽祢興里入道虎徹(金象嵌)寛文五年乙巳霜月十一日 弐ツ胴截断 山野加右衛門永久(花押)」江戸時代の刀工、長曽祢興里入道虎徹作。1665年(寛文5)11月11日、山野加右衛門永久が弐ツ胴を斬った...
た行

蜻蛉切

とんぼきり概要銘文、表記、呼び方等「蜻蛉切」「槍 銘藤原正真作(名物蜻蛉切)」「槍 名物蜻蛉切」略歴徳川家康の臣・本田平八郎忠勝の槍。銘は「藤原正真作」と切る。三河国、田原住の「正真」で、いわゆる“三河文珠”の代表工。しかし、「正真」という...
た行

太鼓鐘貞宗

たいこがねさだむね概要銘文、表記、呼び方等「太鼓鐘貞宗」「太鼓磬貞宗」「短刀 無銘(伝貞宗)(名物太鼓鐘貞宗)」略歴『享保名物帳』所載、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活動した相模国の刀工・相州貞宗作の短刀。『伊達家御刀剣記』によると、伊...
や行

山伏国広

やまぶしくにひろ概要「太刀 銘 日州古屋之住国広山伏之時作之 天正十二年二月彼岸 太刀主日向国住飯田新七良藤原祐安」1584年(天正12)、安土・桃山時代の刀工・堀川国広が山伏時代に打った作。差し表に「太刀主日向国住飯田新七良藤原祐安」裏に...
か行

五虎退

ごこたい概要「短刀 銘吉光 附 腰刀拵(柄ナシ)」鎌倉時代の刀工・粟田口吉光作の短刀。銘は「吉光」と二字銘。『日本刀大百科事典』によると、“五虎逃げ”ともいうらしい。『能阿弥本』によると、遣明船で中国に渡った足利将軍義満のある同朋が、荒野で...