国宝

か行

九鬼正宗

くきまさむね概要銘文、表記、呼び方等「九鬼正宗」「短刀 無銘正宗(名物九鬼正宗)」「短刀 無銘傳正宗 附 金無垢二重鎺(埋忠寿斎ノ銘アリ)」(※ハバキは環境依存文字)「短刀 無銘正宗(名物九鬼正宗) 付 金無垢二重鎺 銘 埋忠寿斎」「短刀 ...
は行

丙子椒林剣

へいししょうりんけん概要「丙子椒林劔(伝聖徳太子御劔)」聖徳太子の剣と伝えられる上古(飛鳥時代)の剣、大阪の四天王寺伝来。佩き裏の鎺(はばき)もと近くに、篆書で「丙子椒林」、と金象嵌が入っている。この字は『江談抄』などによると古くは「丙毛槐...
た行

富田江

とみたごう概要銘文、表記、呼び方等「富田江」「富田郷」「刀 無銘義弘(名物富田江)」「太刀 無銘(名物富田郷)」略歴『享保名物帳』所載、南北朝時代の越中国の刀工・郷義弘の作。郷義弘の刀は「郷」の字と「江」の字、どちらも使われることがある。『...
ま行

三日月宗近

みかづきむねちか概要「太刀 銘三条(名物三日月宗近) 附 糸巻太刀拵鞘」『享保名物帳』所載、平安時代の刀工・三条宗近作の太刀。『長享銘盡』の記述から、室町時代にはすでに「三日月宗近」の号で呼ばれていた。確実に判明している所有者は『享保名物帳...
は行

蛍丸

ほたるまる概要「太刀 銘来国俊 永仁五年三月一日」安蘇惟澄の太刀。鎌倉時代の刀工・来国俊の作。銘文によれば作刀時期は1297年(永仁5)3月1日。同じ年号を刻まれた短刀が存在する。1336年(延元1)、多々良浜の合戦において、安蘇惟澄は、こ...
は行

へし切長谷部

へしきりはせべ概要「刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押 黒田筑前守(名物へし切)」『享保名物帳】所載、本阿弥光徳によって南北朝時代の刀工・長谷部国重と極められた刀。無銘の刀を本阿弥光徳が極めたため金象嵌で「長谷部国重本阿(花押)」「黒田筑前守」...
は行

福島光忠

ふくしまみつただ概要1 「福島光忠」について『享保名物帳』所載、備前長船光忠作の太刀、「福島光忠」『享保名物帳』所載、備前長船光忠作の太刀。もと福島正則佩刀。その後、経緯ははっきりしないが『享保名物帳』の編纂時には常州茨城郡宍戸(茨城県西茨...
は行

日向正宗

ひゅうがまさむね概要「短刀 無銘正宗(名物日向正宗)」『享保名物帳』所載、鎌倉時代の相州正宗作の短刀。来歴のほとんどは『享保名物帳』によって説明される。ただし、『享保名物帳』は異本が多いためか詳細がほとんど載っていない本もある。もと石田三成...
は行

白山吉光

はくさんよしみつ概要「剣 銘吉光」粟田口藤四郎吉光作の剣。寛永10年、3代将軍家光の養女・阿智姫(大姫)が前田光高に嫁いだ際に持参したと言われている。その後、明暦3年に阿智姫の息子・前田綱紀が母の冥福を祈念して「白山比咩神社」に奉納した。以...
な行

日光一文字

にっこういちもんじ概要「太刀 無銘一文字(名物日光一文字) 附 葡萄蒔絵刀箱」『享保名物帳』所載、備前福岡一文字作の刀。無銘だが福岡一文字派の傑作で、『武将と名刀』によると一文字中の最高を行くものと称すべきとまで言われる。『享保名物帳』によ...