た行 富田江 とみたごう概要銘文、表記、呼び方等「富田江」「富田郷」「刀 無銘義弘(名物富田江)」「太刀 無銘(名物富田郷)」略歴『享保名物帳』所載、南北朝時代の越中国の刀工・郷義弘の作。郷義弘の刀は「郷」の字と「江」の字、どちらも使われることがある。『... 2024.04.06 た行刀の事情
ま行 村雲江 むらくもごう概要「刀 無銘伝義弘(名物村雲江)」『享保名物帳』の原本にはなく、後世に追記したもの。南北朝時代の刀工・越中の郷義弘極めの刀。「村雲江」とも「村雲郷」とも書く。『享保名物帳』によると、本阿弥光徳が江州から取り出してきて、豊臣秀吉... 2023.12.27 ま行刀の事情
は行 骨喰藤四郎 ほねばみとうしろう概要「薙刀直シ刀 無銘伝粟田口吉光(名物骨喰藤四郎)」いわゆる薙刀直しの脇差で、無銘だが粟田口藤四郎の作と極められている。『大友興廃記』によると、1336年(建武3)、足利尊氏が九州落ちしたときに大友家から献上した刀である... 2023.12.27 は行刀の事情
は行 包丁藤四郎 ほうちょうとうしろう概要『享保名物帳』焼失之部所載、「包丁藤四郎」『享保名物帳』、焼失之部所載。粟田口吉光藤四郎作の短刀。「包丁藤四郎」「庖丁藤四郎」、両方の表記が使われる。もと江州多賀城主・多賀豊後守高忠の所持。ある時、多賀高忠が鶴を料理... 2023.12.27 は行刀の事情
は行 へし切長谷部 へしきりはせべ概要「刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押 黒田筑前守(名物へし切)」『享保名物帳】所載、本阿弥光徳によって南北朝時代の刀工・長谷部国重と極められた刀。無銘の刀を本阿弥光徳が極めたため金象嵌で「長谷部国重本阿(花押)」「黒田筑前守」... 2023.12.27 は行刀の事情
は行 平野藤四郎 ひらのとうしろう概要「短刀 銘 吉光(名物平野藤四郎)」ひらのとうしろう【平野藤四郎】『享保名物帳』所載、鎌倉時代の粟田口吉光作の短刀。『享保名物帳』によると、もと大坂の商人・平野道雪所持。平野道雪から、上州淀城主・木村常陸介重茲が、金30... 2023.12.27 は行刀の事情
な行 日本号 にほんごう概要「大身鎗 名物「日本号」」黒田家の家臣、母里家伝来の名槍。『日本刀大百科事典』の福永酔剣氏は、彫物から見て、大和の金房政次あたりの作と推測している。黒田家の伝来によればもと禁裏にあった槍を15代将軍・足利義昭が拝領。織田信長を... 2023.12.20 な行刀の事情
な行 にっかり青江 概要「刀 金象嵌銘 羽柴五郎左衞門尉長」(名物ニツカリ)」『享保名物帳』所載の脇差。「にっかり青江」という号の基本形は変わらずとも「につかり青江」「ニツカリ青江」「にかり」「にかり青江」「耶加里貞次大脇差」など表記揺れが多い。作者は青江派で... 2023.12.20 な行刀の事情
な行 南泉一文字 なんせんいちもんじ概要「刀 無銘一文字(名物南泉一文字)」『享保名物帳』所載、備前一文字(福岡一文字)作の刀。作者は不明だが、辻本直男氏は、もし作者を求めるとすれば吉房あたりであろうと推測している。『享保名物帳』などによれば猫を斬ったという... 2023.12.20 な行刀の事情
な行 鯰尾藤四郎 なまずおとうしろう概要「脇指 吉光(名物鯰尾藤四郎)」『享保名物帳』焼失の部所載、粟田口吉光作の脇差。『享保名物帳』では焼失之部に載っているというだけで、その後焼き直し(再刃)されて現存している。『日本刀大百科事典』によると、『文禄三年押形... 2023.12.20 な行刀の事情