TINCTORA 世界設定

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TINCTORAの世界設定です。

世界設定

地理

とある大陸の西側を舞台に繰り広げられる。物語の舞台となるのは、エルス帝国。そのエルス帝国より北側に落ちするのがダンチェート帝国で、最北であり、高度が高いために寒い地域である。
エルス帝国は南側を海に面しており、温暖な気候である。東側をリュードベリ帝国に面し、西側を山岳地帯並びに広大な荒野に面する。リュードベリ帝国の隣にはクサンク帝国、クサンク帝国の隣にはヴァルマス帝国等国々が続く。

エルス帝国

サルザヴェク家によって治められる帝国国家。国の中心である帝都以外は公爵が治める公爵領地から成る。

帝都:

エルス帝国の中心にあり、王宮のある場所。

クルセス領:

クルセス卿が治めるエルス最北の土地。ダンチェートとの国境があり、ナックたちの故郷。厳しい冬の大地ゆえに、作物は育ちにくく、鉱物を掘り、武器を製造することで生きてきた。示す色は青、装飾は水色。

ルステリカ領:

ルステリカ卿が治めるクルセスの隣で以南にある土地。帝都との境もある北の領地。示す色は藤色、装飾は白色。

ラトロンガ領:

ラトロンガ卿が治める西北の土地。緯度はクルセスとルステリカの間あたりになる。示す色は赤、装飾は紫。

スウェン領:

スウェン卿が治めるラトロンガより以南で東側にルステリカと帝都を持つ。示す色は淡い緑に装飾は桃色。

ソロモン領:

ソロモン卿が治める土地で、リュードベリと北にダンチェートとの国境を持つ。北の一派の筆頭貴族。示す色は濃い緑色に装飾は黄色。

ラルキー領:

ラルキー卿が治めるソロモンの以南でリュードベリとの国境の大部分を持つ。示す色は黒に装飾は銀。

ケゼルチェック領:

ケゼルチェック卿が治める南方の土地。エルス帝国を囲む広大な湾を一面に持ち、港をもつ。帝都との境もある、南の筆頭貴族。示す色は白に装飾は真紅。

バイザー領:

バイザー卿が治めるケゼルチェックの西側にある土地。切り立った崖に面した海を持つ。激しい崖のために港として活用できない海が多い。示す色は深い赤紫に装飾は金。

ジンジャー領:

ジンジャー卿が治める最も西に位置する土地。山岳地帯と荒野を持つ。示す色はからし色に茶色の装飾。

リダー領:

リダー卿が治める広大な湾上に浮かぶ離島の全てを治める。温暖な島々。示す色は水色に装飾は紺。

基本的に人間。容姿は国ごとによって多少の差異はあるものの、上記に上げた国あたりではそこまでのものではない。基本的に茶髪に緑や青の目が多く、裕福な層や北に位置すると金髪に青い目の種族が増えがち。逆に黒髪や黒目は最南端や国交を持たない東洋の地域に多く、珍しい。また黒髪を持つものが青や緑といった目を持つ、逆に金髪茶髪が黒目を持つのは混血児とみなされる場合が多い。色などで迫害や差別はないが、珍しい色の組み合わせは目を引きやすい。

人じゃないもの?

賢者:

生きる屍。魔法を超越し、その魔法が身体を変え、長くいきることを定められた人間。長く生き過ぎて生きる目的や楽しみを失っている者が多く、生きている人を動かす事を娯楽として集まる集団。簡単に言うと魔術に優れた、どうやって長い寿命をより面白く生きようか、というポジティヴなのかネガティヴなのかよくわからない集団。

殺人人形:

通称キリングドール。ティティスが考案し、生み出した人工的に魔法によって身体を強化し、魔法によって特別な存在として生み出された。魔法に侵され、髪や目の色が特異な色になり、魔法に侵された代償として美形になる。しかし制御は容易ではなく、第一期の試作体はわずか一体しか生存していない。魔法型、速力型、パワー型、複合型など特に優れた能力を持った分類が出来た。

神の子:

ネピリム。その場所を守護する天使と人間の間に生まれたもののことで、魔法に精通し、異常な身体能力を持つ。白髪に紅い目を持つのが特徴で、同じ世に二人しか生まれない。その二人は能力を分け合い、一つにすることで本来の天使の力を存分に引き出すことができる。

妖精:

その国に古くから住んでいる天使と混同されがちな存在。様々な種類が存在し、魔法ではないものを使ったり、さまざまな伝承のもととなるものがある。

人間の階級(エルス帝国の場合)

王族:

国を治める王の血族。

貴族:

王の血族、または部下。

公爵:

エルスでは十人しか存在しない。別名十公爵。王の血族の中から、広大な国を分割した領地を治め、私軍を組織することを許された。建国当時からの血族である北の派閥と領地拡大に伴い功績を称えられた南の派閥が存在し、争っている。

侯爵:

公爵の親類の中でも特に親しいものに与えられる。

伯爵:

公爵の部下で高い功績の者に与えられる。ここまでの階級の者は上の階級の者から己の領地をもつ事を許されている。

子爵:

侯爵以下の部下に与えられる称号。公務員でえらい立場の人にも同時に与えられる。城を建てられればリッチな方です。

男爵:

貴族で最下級。貴族の中の使いっぱ。

領民(市民):

それぞれの公爵が治める領地に住む一般市民。戸籍を持つ。

奴隷:

犯罪者や外国から売られてきたものなど。金を持っていれば買う事が出来る。

気候

エルス帝国は広大なために南北、東西に渡って気候が異なる。北にすむほど高地で寒い。南は温暖で温かい。西のほうが荒野が多いために乾燥している。
国同士では、エルスを基準とすると、北に位置するダンチェートは寒く、リュードベリは同程度。その隣のクサンクは以南なので暑い。

言語

各国で異なる言語を話す。エルスはエルス語。貴族は近隣諸国の言語を話せるようにならなければいけない。

宗教

ヴァチカンがある意味国より権力を持っている。キリスト教。しかしいろいろな宗派にわかれてはいない。クサンク帝国のみ異なった宗教。この時代は教会に所属してないと市民権が得られない。教会の所属がなければ、隣国同士を渡る事すら不可能。法王は国の王より立場が上である。教会は各国の資金提供から成り立ち、異端審問は貴族でさえ国王の許しなしに裁く事が出来る。
各枢機卿によって異端審問も派閥が存在し、服の色で所属が異なる。

魔法

異端としてヴァチカンからは疎まれるが、魔法自体が禁じられてはいない。国が魔法使いを雇う事は珍しい事ではない。すぐれた魔法使いは逆に重宝される。魔法が一学問の時代。極めた者が賢者である。

学問

市民の中でも裕福な物のみ学ぶ事が出来る。ほとんどの者は学問を学ぶということすらできない。字を書くことはできず、計算も簡単な和差しかできない。

武器

一般的な物はやはり剣。銃、大砲もあるが高価なために金を持つ軍や大戦でしか使われない。個人的な武器としても剣が一般的。飛び道具も弓がメイン。銃は高価なのが理由。

私軍:

公爵が持つ事を許された軍隊。自らの領地からそれぞれの公爵によって異なる方法で選出される。

公共軍:

国が管理する軍隊で、私軍を編成しなおしたもので構成される。指揮官だけでなく、一般兵も私軍からそのまま流用する場合が多い。しかし兵部族になると国民から徴兵される。

衣食住

貴族は厚着をする。寝る時以外は外套を着用する。貴族の使用人はスーツ並びに給仕服、燕尾服を着る。食は豪華。一日2食が基本だが、おやつやブランチも存在する。住は豪華で広大な屋敷。
市民は薄着。シャツ並びにズボン、女性はロングスカートが基本。食は一日2食。質素なパンとスープ位。住は都市部は共同マンションのようなものに住む。田舎は小屋のようなものに家族で住む。