2014年10周年お礼企画・塗り絵企画・輝血線画の無依塗り
無依
鬼灯さんの線画を見たときに、桜だと思ったので、夜桜にしたいなぁと思ったんです。暗闇の中でぼぉっと白く桜が浮いている感じに色を塗りたい。そう思ったんです。
しかし、背景真っ黒に塗るの面倒だなぁっていうのがあって、じゃ、夜桜を表すにはどうしようかと悩んで黒から紫へと至り、赤紫まで変ずる夕闇や朝焼けの桜を描こうと考えたわけです。
桜の枝を黒く塗ってとこだわったのはいいんですが、赤紫から塗り始めたので、紫が活きなくて困りました。
冗談で鬼灯さんに「桜紫に塗っていい?」と聞きましたが、実は本当に薄紫に塗ってあります。ただ、薄紫と黒い枝だと赤紫の空に桜が活きなくてですね……それで苦肉の策で黄色とオレンジで桜を目立たせたわけでして。
というか、感想がほぼ桜しかないですが、絵から感じた印象は結ばれない恋かなぁって思いまして、貴族の御嬢さんと平民みたいな。それで男の人は書生っぽい色合いでああいう風に塗りました。女の人は柄の着物だろうと勝手に想像して髪飾りの椿にしてみました。一発で書いたから椿かどうかわからないね!
実はこの絵、人様の絵なんんですが無依としては新たな塗り方をしておりまして黒髪に違う色を混ぜるという面白いのを。女の子の方は髪が長いせいか、赤がきつかったせいかうまくいきませんでしたね。
あとは目。今までは瞳の中心は暗い色合いでグラデをつけていたのですが、今回瞳の色を思い切って金と銀にするという、どうした?お前、みたいな挑戦をして見たところ、女の人が化け物っぽくなって盛大に反省した。
でもまぁ全体的に雰囲気があってるからいいやって思ってたんですけど、鬼灯さんのコメントからすると、男の人が化け物だったんですね。
鬼灯さんの方がタイトルにあって、鮮やかかつ激しい桜なのでなんかどろっとした濃い感じの雰囲気でいいですね。それにしても男の人の髪が黄緑だとは思わなかった。自分は白髪だとばかり思ってました。ならなぜ黒く塗った?
製作 2014.06.23 画材:色鉛筆