毒薬試飲会 世界設定

毒薬試飲会

世界設定

現在より何百年も先の未来を想定した地球。地球の生命活動による環境変化により、現在は青い空が見える場所が地球上で限られている。また、自然が残る場所も限られているが技術は高度に発展した。国家は存在しているが、舞台となる場所は広大な砂漠且つ劣悪な環境の土地に社会の不適合者が集まり、暮らし始めたのが元とされる。その中には優秀な科学者やエンジニアが多く降り、砂漠の土地でも何不自由ない都市を建設した。その都市は『快楽の都市』と呼ばれるようになり、様々な人間が暮らし始めた。

快楽の都市

呼ぶ人間によって名前が異なるが快楽の都市、楽園などが一般的な呼び名である。何ものにも縛られる事を嫌う都市であり、法律やルール、宗教などは存在しない。よって殺人でさえも日常の光景である。自分の身は自分で守れ、騙される、殺される奴が馬鹿。そんな危険と隣り合わせではあるが、法律が存在せず、管理者や支配者が存在しないことから、アブノーマルな娯楽から商売まで盛んであり最も金を持った都市でもある。金と危険が人を呼び、廻って、常に進化と繁栄を続ける街。
街自体は1~5までの階層と地上と隣接している場所の6つの階層に分かれている。一般的に階層が上にいくほど治安はよくなり、人口は減るが、その分危険度は増す(強い奴が増えるので)という仕組みになっている。

1つの階層自体が巨大な都市空間であり、30階建てのビル位は余裕で建つ。階層にはそれぞれ時間によってとある富豪が趣味で作った人工太陽と月があったり、不便さから誰かが引いたエネルギーラインを利用して人工照明があったりなど、時間問わず明るい。道を軸に街と建物が混在し、各地の文化やいいとこ取りをした町並みがある。
階層間は分厚い基盤と巨大な柱で支えられ、階層を移動する際には、どこかの富豪が持つ階層間のエレベーターを使うか、階層を上るという無茶をしなければ移動できない仕組み。ただし、第一階層のみ、どの階層ともつながっておらず、行き方がわかっていない。しかし、行く人間がいるから行けるのだろう、みたいな考えで通っている。

第一階層:

名前の通り一番高い場所にあり、最上級の階層。入るには資格なるものが存在し、それをクリアしなければ移動は不可能。唯一わかっている方法は禁じられた遊びをクリアすること。また、唯一青空が見える場所、とされている。

第二階層:

2番目の階層。比較的裕福な人間が暮らしている。治安はよい方だが、実力者の集まりでもあるので、危険度は高い。また、不思議の国の住人がおおく出没する。

第三階層:

3番目の階層。最も人口が多く、一般的な快楽の土地の姿とされる。階層中に貧困の差が激しかったり、銃撃戦が住民の賭けの対象となったりするが、どの階層でも危険度もなにもかも中くらいなレベル。他の国(外)からのゲートが設置されている。

第四階層:

4番目の階層。治安はよい方とは言えないが、物価が安いので暮らしやすい。ちょっと貧乏な人が暮らすにはうってつけ。外からのゲートが設置されている。

第五階層:

5番目の階層。治安は悪い方。知らない間に薬漬けになっていたり、廃人がうろうろしていたりする。一般的な犯罪は最も多いと思われる。

最下層:

名前の通り一番下の階層。下が地面であるが、色々な面が整備されておらず、暗い場所が多い。スラムや闇市のようなダーティーなものすら存在しない死の階層。そこは死ぬ間際の廃人しか行きつかないという。

快楽の土地無駄インフォ

気候:

湿度は少ないが、暑め。(日本で言えば沖縄位)天気は…関係ない。よって、人々の格好が奇抜であったり露出多めでも風邪はひかない。

言語:

共通語は英語か中国語。しかし通りによって強い言語もある。(例:ジャッポーネアヴェニューは日本語等)。しかし体内に同時通訳機能素子を埋め込んでいる人間がほとんどなので関係なし。

格好、服装:

奇抜!そして露出度高め。下着で通りを歩く人多数。そんな変態な人たちが普通にいるところ。金持ちは露出度が低めな格好をする事が多かったり。個人の自由。

食:

階層や住む人の質によって千差万別。リーズナブルなのは露店。ただし食事が偏りがちになります。

住:

食と同様。ホームレス上等な人もいれば、しっかりとした高級マンションみたなのに住む人もいれば、階層の隙間なんて危険な場所に暮らす人も。ノワールみたいな金持ちは高級な豪邸を所有したりします。

学問:

金さえあれば何でも学べる。なんでもできちゃう。だけど、金がなければ何もできない。

禁力

快楽の土地でしか使用する事が出来ない物理的な力さえ超越する別次元の力。なぜ場所が限定的なのかは不明。ただし、意志が存在する力であり、好む人間に力を与えやすい。また、使いすぎると己の身を滅ぼす作用もある力で、制御が必要になる。そのための使い方が禁術と呼ばれ、スペルとよばれる使用方法にのっとって使われる。また、常に使い続けると己の身に一定量の禁力をためる事が出来、それを己の力とする事が出来る。才能があるものは禁力を見る事が出来る。そのものは禁力を色で識別する事が出来、普通は赤色をしていると言われている。

禁世/禁界

禁力の存在する世界。現実の物理的な世界と隣り合わせに存在している空間らしく禁術のエキスパートや不思議の国の住人がその存在を知覚し、利用できる。実際入ると限界は境が一切なくひとしく無限の世界が広がっている。侵入者の望む世界を作り出すが、禁力に意志があるため、禁世から出ようとするものはその存在を食らおうとする。入り方や出方が困難。そして恐ろしく身を滅ぼしやすく、存在そのものが失われやすい人間に優しくない空間。また、不思議の国の住人は己の領域を禁世内に持っているらしい。

禁術

禁力の使用法説明書。3種類のスペルを駆使し、使いこなす。第一段階は禁世にある禁力を己が使用する許可を取るようなものである。第二段階はその使用する禁力を禁世で物理的な力に変換する。ものを生成する場合はその生成過程になる。第三段階は償還した物を現世、つまりこちらの世界で物理的に使うためのもの。

基本的にスペルは宣言と助力を請う形で形成される。禁世には禁力を管理する者がいる、と仮定した上で、そのものに己が禁力を使うことを宣言し、己のものとした禁力に助力を請い、形を与える。つまり禁世との契約を行っている形になる。よってスペルは必然的に詩的なものが多くなり、汝やそなた、は禁世を、我は使用者を表す。しかし禁世が願いを聞き届けやすい言語が存在し、複雑かつ、難解な禁術の場合は人間の言語ではなくなるスペルも存在する。

禁術解体:

禁術はスペルによる構成が決まっているために、その構成を破壊するための禁術を練り上げ、術の効果そのものを無効化する禁術。入矢の十八番。

禁術破壊:

禁術の構成を読み、己の攻撃、または別の禁によって、禁術を無理やりまたはわざと発動させ、その禁術の効果を無視する方法。

オリジナル禁術:

禁術は基本的に全て構成を練って、自分で開発するがわかりやすいとそれをパクって使用するものが増え、結果的に一般的な禁術になる。つまり、構成が複雑で他人にまねされる事がない高度な禁術。ランク2では当たり前に皆が持っている。

人形化(ドール化):

人形師という職業もしくはその道のプロがかける独特の禁術のこと。人形師によって様々な構成と方法が存在する。基本は他人にある一定の命令を埋め込み、その命令が実行もしくは解除されるまで、人形にされた人間は自由を失う。

二段術式:術者があらかじめ宣言となるスペルをいい、後で実行に移すためのスペルを言うものをいう。つまり、スペルの始まりと終わりの間に違う禁術を使用しても大丈夫な術。

併用術式:

人によって言い方は様々だが、複数の術者が一つの禁術を実行するために宣言するスペルをわかちあう術式。

禁じられた遊び

第五階層から第一階層まで広がっている、最高に狂ったお遊戯。最新のテクノロジーと最大の賭博の場。階層によってレベルが存在し、第五階層がランク5の最低レベル、第一階層のランク1が最高レベルとなる。ランクを制覇し、クリアすれば次の階層に行き、次のレベルであるランクに挑戦する権利が与えられるゲーム。しかしこの権利は金で買える。また、禁術を扱いやすくした場所でもある。

出場者は2人1組でペアを作ることが参加資格。ペアは一人が支配者(ドーミネーター)。ゲームメイクを担当し、勝敗のカギとなる。基本的に上空の椅子に座し、動かない。もう一人は奴隷(スレイヴァント)。支配者の命令を受け、動き回る。勝敗は支配者がゲームを続けられなくなった時点で終了。奴隷は相手の支配者を殺すために動き回る。

また、出場者は己の肉体を別の場所で休ませた状態で戦うために、動きの幅が大きい奴隷は肩に大きなパーツを付ける必要があり、既定の服を着用する。
一般人が行ける最高レベルのランク2のみ特殊なルールが存在する。また、上から強い順に10組のペアが十指と呼ばれる称号を受ける。

不思議の国の住人

快楽の土地に古くから存在するとされる人物。不思議の国のアリスのキャラクターの名前を名乗り、不老不死。実力は高く、あらゆる面でのエキスパートがそろう。しかし行動基準や行動が一般人には理解できないものが多く(奇抜な面で)、ヤベェ奴というのが一般的な印象。