モグトワールの遺跡 登場人物紹介

登場人物紹介【第2章】

土の大陸(2章以降)で主人公たちを空気にするかもしれない人たち

 セーン=エイローズ
16歳・男・半人・茶髪・緑眼(魂名:セフィラレーン=ヴィーア=エイローズ)
土の大陸 神国ドゥバドゥールの三大王家・エイローズ家の傍流中の傍流の少年。両親と共に幸せに暮らしていたが、己の身に王紋が表れたことから王家、エイローズ家双方にその身を追われることとなったため、生き延びるために女装するはめになった苦労人。本人はとっとと国外逃亡を果たし、砂岩加工師として平和な日々を過ごしたいと切に願っている。風と土のエレメントを使いこなす。

 ミィ=ヴァン
18歳・女・人間(仮)・金髪・青眼(魂名:ミュリエール=リア=ヴァン)
土の大陸 神国ドゥバドゥール三大王家・ヴァン家のご息女。女人禁制の神殿に双子の弟が連れて行かれて、魔神の生贄にされるのを阻止すべく、弟奪還を誓う男装少女。セダたちの腕を見込んで、弟奪還を頼み込む。周囲を事件に巻き込む天才(天然で性質が悪い)。

 キィ=ヴァン
18歳・男・人間(仮)・金髪・金眼(魂名:キィリュール=ヴァン)
土の大陸 神国ドゥバドゥールの三大王家・ヴァン家のご子息。だが血統の高さからとあるお国事情に巻き込まれ、魔神の生贄候補となって神殿に招かれる、というと聞こえがいいが拉致監禁される。遠く離れた姉が無茶をしないか心配する。双子の弟だが根っからの兄気質。

 カナ=ルイーゼ
17歳・男・人間(仮)・黒髪・金眼(魂名:カナンフィラ=リーリ=ルイーゼ)
土の大陸 神国ドゥバドゥールの三大王家・ルイーゼ家のあまり高くない血統の持ち主。王家の権力争いに利用され、神殿に送り込まれる。成人したら神殿とおさらばする気満々。自己中心的だったが、神殿内でキィと触れ合うにつれ、キィだけは神殿から逃がそうと思い始める。

 アーリア=エイローズ
20歳・女・人間・赤紫髪・灰眼
土の大陸 神国ドゥバドゥールの三大王家・エイローズ家の当主を務める外見も美しい女性。エイローズの始祖と肩を並べるほどに才媛と名高く、その能力を他家が危険視するほど。様々な事に通じ、頭の回転が速く、敵には容赦ないゆえに『魔女』と恐れられている。セーンを王にすべきかどうか悩んでいる。

 アイリス=ルイーゼ
20歳・女・人間・水色の髪・桃色の眼
土の大陸 神国ドゥバドゥール三大王家ルイーゼ家の当主を務める女性。最年少で当主になったルイーゼ家直系の娘で、カナの幼馴染かつ主君。兄のセトを亡くしてから当主になるべく努力し、その功績と物腰から『聖女』と呼ばれ慕われている。

 ジルドレ=ヴァン
58歳・男・半人・茶髪・茶色の眼
土の大陸 神国ドゥバドゥールの現岩盤大君(ガルバ・ジルサーデ)。軍を統括する王。一時的に三大王家であるヴァン家の当主も務めている。他の王がいない国を一人で支えている。ミィとキィの叔父にあたる人物。

 アルカン=エイローズ
67歳・男・半人・茶髪・茶色の眼
土の大陸 神国ドゥバドゥールの砂礫盤大君(セークエ・ジルサーデ)。神事を司り神殿を統括する王。しかし、数年前から体調を崩し、アーリアの薦めに従って王位を退いた。

 グラファイ=ルイーゼ
69歳(享年)・男・半人
土の大陸 神国ドゥバドゥールの大地盤大君(ベークス・ジルサーデ)。内政を司り国の顔である王。しかし、六年前に事故死した。生前はかなり支配的で、前ルイーゼ家の当主との軋轢が生じていたようである。

■ セト=ルイーゼ
17歳(享年)・男・人間・黒髪・緑目
土の大陸 神国ドゥバドゥールの三大王家ルイーゼ家の次期当主だった少年。アイリスの兄でカナの主君となる予定だったが、事故死した。優秀で優しく、ルイーゼの若手に好かれていた。

 テルル=ドゥペー
27歳・男・人間・一応金髪紫の瞳が一般的な姿
土の大陸で主に活動する『世界傭兵』の一人。誰も本当の姿は知らないと言われ、千の姿を持つと言われる諜報、隠密行動に秀でた世界傭兵『千変師』。変装の名人で外見だけでは本人との差を見分けることは不可能。セーンに助けられ、セーンを影から守っている。気さくな性格で人生経験も豊富。

■ ジルガラ=ヴァン
ミィとキィの父親。ヴァンの当主を務めているが、精神的に弱く、体調を崩しやすい。ゆえに、肩書だけの当主とも言える。

■ ユン=エイローズ
18歳・女・人間・黒髪・青眼
エイローズ家出身の暗君(キョセル)。アーリアを主人とし、エイローズのキョセルをまとめる頭を若いながら務めている。

■ ディー=エイローズ
セーンの父親。エイローズ家の中心で働く、優秀な文君(ヴァニトール)だったが、他家の娘と恋に落ちたため、その地位を捨て、王位を返上する。その上で王家の仕事とは離れ、田舎にて穏やかな暮らしを望んだ。エイローズ家の在り方を良く思っていなかった、とセーンには説明していたが……?

■ リリィ=ルイーゼ
セーンの母親。ルイーゼ家の中心で働いていた文君。医術や礼儀作法に長け、その能力を重宝されていた。ディーと婚約したため、王位を返上する。

■ おじいさん
王家から逃げ出したセーンの両親を快く迎え入れ、村のしきたりや仕事を教えた村人。セーンらと共に暮らし、セーンにとっては祖父のような人物。セーンに砂岩加工のいろはを教えた。セーンが狙われた際に、命を落とす。

■ ティーニ=ヴァン
ミィ付の執事である青年。ヴァンの中でも優秀な文君。長年一緒にいたために、ミィの突飛な行動にも冷静に対応できる。ファゴとは双子の間柄。

■ ファゴ=ヴァン
キィ付の執事の青年。ヴァンの中でも優秀な文君であり、キィの神殿入りに付き添って神兵(ナルマキア)に慣れる程武力にも秀でている。と思わせて実は暗君(キョセル)であるという、キィに命じられて二重三重と役職を偽っていた。ひねくれているキィにもおおらかな心で付き合える器の広い人物。ティーニとは双子の間柄。

■ ファンラン=ルイーゼ
カナ付の執事の青年。頭の足りないカナの頭脳を補佐する優秀な文君。キィの頭の良さに感心していた。

以下、話が進むにつれ、増えていくと思われます。